中山道<第26日>宮ノ越~福島2010年05月15日

中山道中間地点にて
木曽義仲・巴御前像8:30AMに旅館勇屋を出立、薮原駅からJRでひと駅の宮ノ越で下車。
駅から中山道方向に歩き始め、そのまま中山道も超えて突き当たる「義仲館」へ。
木曽義仲についてはほとんど知識がないのでここで勉強しようと、娘をしばらく女房に預けて一人で入館した。
しかしその展示内容には失望させられた。
日本史の中で義仲が何をなした人物なのかという解説がなく、ただ義仲の生涯を蝋人形や絵画で再現した“名場面集”に終始している。
館の手前の芝生広場で娘を思いっきり遊ばせられたことは良かったのだが。

宮ノ越宿本陣跡 中山道を歩き始める。
宮ノ越には旧い家屋が点在するものの宿場の面影は薄い。
本陣跡も1本の標柱となってゴミ集積場に虚しく立っている。

街道左手の中央アルプス 宿場を出ると右手には田園が広がり、左手には中央アルプスが見えてくる。
青空の下、頂に雪を冠った姿が美しい。
気分良く歩いていると、左手に「中山道中間地点」という碑が立っている。
うれしいのか寂しいのか微妙な気持ちだ。

水車家 左側を並行する国道19号線に食べ物屋らしき建物が見えたので中山道をそれてその「水車家」というそば屋に入ったのだが、ここの“おろしぶっかけそば(950円)”が予想外の美味!
一緒に頼んだ野菜てんぷら(520円)も、浅草の有名店の何倍もおいしい。
正直これまで中山道歩きをやってておいしい昼食にはなかなかありつけなかったので、これは望外の喜びだった。

のどかな野道を行く 中山道歩きに戻り、「イズミヤ」というスーパーの手前で右に分岐する細い道に入る。
するとその道が左のさらに細い草道に分岐する。
小さな沢を渡り、正沢川が見えてきたあたりで陽だまりの草むらがあったのでそこにレジャーシートを敷いて娘にベビーフードを食べさる。
その後、足元がネット状なのが恐怖感をあおる鉄の橋を渡る。
坂を登って舗装路に出る。

おと坂上田集落で旧道が途切れるのでガイドブックに従って右に迂回する。
途中、一旦消失した旧道が左手の急坂から合流して来る。
これが“おと坂”。
この坂を登ってみるとほんのわずかな距離なのに足にこたえた。
やはり坂には杖が欲しい・・・・。

福島関所跡 進むほどに存在感を増す木曽川に沿って歩いていると、前方に巨大な冠木門が現れて福島宿に入る。
すぐに左に並行する坂を登って福島関所跡を見学。
重厚な造りは見ごたえ十分だったが、重厚過ぎる時代劇風のBGMが微苦笑を誘う。
出発しようとした際、ベビーキャリーから降ろして遊ばせていた娘がもっと遊びたがってぐずる。
女房が抱っこして落ち着かせてから再び乗せようとしたところ、不注意にも留め具で娘の首の皮を挟んでしまう。
当然ながら大泣き。
これは十分気をつけなければ。

山村代官屋敷跡 何とか落ち着かせて山村代官屋敷跡へ。
『夜明け前』でも馬籠宿庄屋の青山半蔵が何度も呼び出しを食らっていたのがここだったように記憶する。
じっくりガイドさんの話を聞いたりしてみたかったのだが、そろそろ帰りの電車が気になっていたのでさっと見ただけで後にした。

福島宿この先の福島宿の中山道は坂を登って細かい屈曲を繰り返し、坂を下りる。
その途中には旧い家屋が道の両側に建ち並んでいる一角もあった。
事前情報から抱いていたイメージでは宿場の雰囲気は乏しいのかと思っていたのだが、そんなことは全然ないようだ。
地元の人達が失われかけた宿場風情を何とか維持、あるいは復活させようとしている努力が伝わって来る。

木曽福島駅前にて今回の旅のゴール、木曽福島駅前で写真を撮っていると、そばの商店の奥さんが
「撮りましょうか」
と声をかけてくれたので家族3人の写真を撮ることができた。
また訪れるのが楽しみな宿場を後に、木曽福島から塩尻経由で東京方面へ。