名胡桃城2016年06月25日

今日は会社の車を借りて家族3人で群馬の名胡桃城と沼田城をハシゴする。

まずは名胡桃城。



名胡桃城駐車場
土曜日の午前、駐車場には既にたくさんの車が停まっている。
勿論大河ドラマ『真田丸』効果だろう。

名胡桃城は上杉・武田・北条・徳川が入り乱れて領地争いを繰り広げた戦国時代に、武田の家臣だった真田昌幸が築いた城。

秀吉が一切の私戦を禁じた惣無事令の時点では真田の城だったのを、北条が禁を破って奪ったことが小田原征伐の口実を与えることになる。

駐車場を出たところにはブームを当て込んで作られたとおぼしき案内所もあるので入ってみる。
案内所内部
中では大河ドラマに使われた甲冑や俳優のサインが目を引くが、我々お城ファンにとっては自由にもらえる資料類の充実がうれしい。

特に縄張り図がここで手に入るのは本当にありがたい。



名胡桃城
その縄張り図を手にお城に入る。

さっきの駐車場も般若郭という曲輪だったことが縄張り図でわかる。



武田系の城によく見られる丸馬出しを経て追手門から三郭(さんのくるわ)に入る。

名胡桃城は山の尾根上に曲輪が直線状に連なる連郭式の山城だ。

堀切
各曲輪は尾根を遮断する堀切で仕切られている。

三郭の次は二郭だ。

喰い違い虎口
この入り口には左右の土塁をずらして配置する喰い違い虎口が設定されている。



二郭を出ると本郭だ。

本郭
本郭の中ほどには熊除けの鐘があって娘がはた迷惑なくらい鳴らしている。



ささ郭
本郭の先はささ郭という曲輪。

ここは眺望が開けている。



六文銭
いつの時代の物かはわからないが、石の祠の屋根には六文銭スタイルのお賽銭が。

その先の茂みの中に物見があるらしく、そこへ至ると思われる小道もあるのだが、小学2年生と行くには危険と判断して引き返した。

見学に要したのはおよそ40分。

小さなお城だ。

この小さな城が百年の栄華を誇った北条氏滅亡のきっかけを作ったかと思うと何やら感慨深いものがある。

またこの城址は大正時代から地元の有志によって保存・管理がなされ、その土台の上に大河ドラマに合わせた整備がなされて非常に見やすい城になっている。



遺構残存度4ほど良い整備で見やすい
歴史的重要度4北条氏滅亡のきっかけの城
景観4ささ郭からの眺望
案内充実度5素晴らしい案内所と現地の解説板




さっきの案内所で名胡桃城のTシャツと『戦国サバイバルを生き抜いた真田三代の軌跡 真田一族』というムックを買う。
このムック本、値札に650円と書いてあったのでその通り支払ったのだが、後で裏表紙を見ると「定価:600円」とある。
どういう事?

次は沼田城へ向かう。

沼田城2016年06月25日

沼田城は戦国時代における上州の領地争いの最前線になった城だ。

秀吉の裁定で北条氏の城となったが、真田領の名胡桃城を沼田城代の猪俣邦憲が奪取したことが秀吉に北条攻めの口実を与えることになる。

北条氏滅亡後は真田信之が城主となった。



車を沼田公園の駐車場に停める。

名胡桃城に続いてこちらも沢山の車が停まっている。

名胡桃城にあったような案内所があったので入ってみた。

沼田公園の案内図はあったが、沼田城の縄張り図はなかった。

それよりもさっき名胡桃城の案内所で定価600円のところなぜか650円で買わされた真田一族を紹介したムック本がここでは500円で売っている!

いったいこれはどういうことだ。

群馬では書籍の再販制度が崩壊しているのか?



モヤモヤした気持ちで城址公園を歩き始める。

西櫓台の石垣・石段
城址公園とは言うものの遺構とはっきりわかるのは西櫓台の石垣と石段くらい。

遺構らしき土の盛り上がり
遺構らしき物
他にも遺構らしき土の盛り上がりや段差があったりするのだが説明が全くなく、縄張り図もないので確認のしようがない。



真田信之・小松姫像
困惑しながら歩いていると2体の石像が。

真田信之と妻の小松姫の像だ。

大河ドラマの放送に合わせて造ったことがその真新しさからよくわかる。

しかしこんな物を造るくらいなら史跡の説明を充実させて、案内所に縄張り図の1枚でも置いてほしいものだ。

公園の北側は台地が張り出した崖になっていて、眺望がきく。

ここから見える物については写真付きで丁寧に説明している。

名胡桃城
それによるとこの写真中央に張り出した台地の先端部分が名胡桃城だ。

本当に目と鼻の先だ。

これならつい攻め込んでしまうかも。

秀吉はそこまで読んでいたのか?

勝手な妄想がふくらんだ。

遺構残存度2石垣の他は不明
歴史的重要度4上州領地争いの最前線
景観4名胡桃城が見えてポイント稼ぐ
案内充実度2案内次第で倍以上面白くなるはず